プーリア、バーリ、聖ニコラウス聖堂、クリスマス

クリスマス(サンタクロース)とイタリア・プーリアの意外な関係

クリスマスの代名詞?サンタクロース

12月もそろそろ終盤、今週末はクリスマスです。クリスマスは元来キリスト教における祭典(イエス・キリストの降誕を記念する祭典)ですが、今ではすっかり日本でも冬の一大イベントに定着していますね。「クリスマス」と言って皆さんが思い付くものは何でしょうか?クリスマスツリー、イルミネーション、そして忘れてならないのがクリスマスソングにもたびたび登場する人気者・サンタクロース🎅です。

太陽のイメージが強い南イタリア・プーリアですが、実は、サンタクロースと密かな繋がりがあるって知っていましたか?今日はプーリアとサンタクロース伝説の起源説の一つともいわれる聖ニコラウス(St. Nicholas)についてご紹介します。

 

サンタクロースって、誰?

サンタクロースが白髭で赤い服に身を包み、クリスマスイブに子供たちにプレゼントを届けてくれるイメージとなったのは割と近年です。サンタクロースの起源は諸説ありますが、サンタのモデルとなったといわれる一人が聖ニコラウスです。AD3~4世紀(ローマ帝国時代)に、今のトルコで生まれ、司教・神学者として活動した聖人です。この段階で、皆さん割と驚かれるのではないでしょうか!?私も初めて聞いた時には、「あれ、北欧生まれじゃないんだ…」と、びっくりでした。聖ニコラウス像として残される絵画は、確かに白髭は同じですが、ちょっとイメージが違いますね。

 

聖ニコラウスに関する伝承の中で、“子供・若者の守護聖人”としてのイメージと重なる逸話が幾つかあります。例えば、貧しさ故に売春婦とならざるを得ない3人の少女の家に、ニコラウスが金を窓から三度投げ込んだという逸話や、ニコラウスが訪れた宿屋で宿主に殺害され樽に埋められた少年たちを生き返らせ宿主を改宗させた、という逸話などです。

このような奇跡と関連付けられ、聖ニコラウスは子供・若者の守護人であり贈り物をもたらす存在として確立され、彼が亡くなった12月6日を中心に祭典が開かれるようになったとのこと。彼の死後、逸話が各地域に広まるとともに、ヨーロッパの神々(ローマ神話のサトゥルヌスや北欧神話のオーディンなど白髭の男性で空を飛べる神々)のストーリーと混同して伝わったり、ヨーロッパ各地の宗教改革(16世紀)の過程でイエス・キリストの役割りと相混じった解釈も生まれたとの一説も。ちなみに、ドイツ語で聖ニコラウスは“Sinteklaas(シンタクラース)”と呼ばれるようですが、ドイツ・オランダから建国間もないアメリカへ移住した人々により聖ニコラウス(シンタクロース)の逸話が今のアメリカにも伝播していったようです。その後、アメリカでは商業的な役割も加わり、今の白髭・赤い服のサンタクロースが定着していったとのこと。サンタクロースのストーリーは、地中海沿岸のトルコが発祥、北欧・ヨーロッパで発展的解釈が加わり、アメリカにて今のイメージ・姿になったのですね。

 

プーリアとサンタクロースの繋がり

その聖ニコラウスの聖体がなんと、プーリア州の州都・バーリにあるんです!1087年、当時のバーリの人々に聖ニコラウスの聖体がトルコから船で移動され、以降、バーリの聖ニコラウス聖堂(Basilica di San Nicola)に納められています。約2年前に聖堂を訪問した際には、多くの観光客・巡礼者でにぎわっていました。

 (写真は筆者撮影)

 

クリスマスには、やっぱり赤ワイン

歴史について少し学んだあとには、ワインで一息。おススメの1本は今回取り上げた聖ニコラウスにちなんで、 I BUONGIORNOのNicolaus(ニコラウス)です!

Nicolausはプリミティーヴォ50%、ネグロアマーロ50%を使用したワインです。プリミティーヴォのレッドチェリーやラズベリーの赤系果実の風味、ネグロアマーロのブラックベリーやレーズンのような黒系果実の風味、2つのブドウの特徴が絶妙に調和する、良いとこ取りの素晴らしいワインです!

この1本を枕元に置いておけば、サンタクロース(聖ニコラウス)が私たち大人にも素敵なプレゼントを届けてくれるかも!?

Nicolaus Puglia Rosso IGT 赤 プリミティーヴォ50%、ネグロアマーロ50% 

 

※参考データ:St. Nicholas of Bari, Bishop of Myra - Information on the Saint of the Day - Vatican Newsサンタの歴史:聖ニコラウスが今の姿になるまで | ナショナルジオグラフィック日本版サイト (nikkeibp.co.jp)

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