カステルデルモンテ、プーリア州、世界遺産、城、八角形

カステル・デル・モンテ(プーリア州にある世界遺産)

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プーリア州にある世界遺産

世界遺産登録数が世界一多いイタリア。
プーリア州には世界遺産が4つありますが、その中の1つが、カステル・デル・モンテ。13世紀にローマ皇帝フリードリヒ2世(フェデリーコ2世)によって建築され、白の至る所に「八角形」や「8」を取り入れた珍しい設計で有名です🏰

カステル・デル・モンテは、プーリア州のちょうど真ん中あたり、アルタ・ムルジャ国立公園の中にあります。
太陽のイメージが強いプーリアですが、この周辺は標高も高く(といっても540m程度ですが)、雪も降ります⛄
私たちが訪問した5月初旬でも、南のサレント半島とは違い、高原に来たようなヒンヤリと清々しい空気でした。
 


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なぜ「8」なの?

カステル・デル・モンテの中央にある建物自体そして中庭の構造も八角形、八角形の角にあたる部分に付いている8つの塔も八角形。さらに、城の中の装飾も8本の四葉のクローバーや8枚の葉っぱ…というように、「8」が象徴的に取り入れられています。

    なぜ「8」なのか?は謎に包まれているようです。キリスト教ではキリストが復活する重要な日が「8」日目、また、建設を命じたフェデリコ2世はイスラム文化への造詣も深くイスラム教君主たちとも交流があったようですが、イスラムで天国を表すとされる吉数が「8」。至る所に「8」があるので、何等かの意図があったように思えますよね。

    フェデリコ2世については、「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」(塩野七生・著)に詳しく書かれており、この本の中にもカステル・デル・モンテが登場します!📚

    今年(2022年)の5月16日には、イタリアを代表するブランドでもあるグッチの最新コレクションがカステル・デル・モンテで開催され、プーリアではちょっと話題のスポットでした👠✨
    (GucchiのInstagramにコレクションの動画がアップされていて、城の中の様子もよくわかります!)

     

    城自体の観光は数時間あれば十分ですが、周辺の素晴らしい環境も含め一見の価値ありです!

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