みんな大好きスパークリングワイン!
パーティーにも、一人飲みの時でも、気分が上がるスパークリングワイン!イタリアだと発泡性ワインの総称はスプマンテ(Spumante)と呼ばれています。この、スパークリングワインを「ポンッ!」と開栓した後のコルク、捨てちゃう前に見たことあります…?
そうです、マッシュルームみたいになってますよね!
コルクは最初からマッシュルーム型?
実は、スパークリングワインのコルクって、もとからマッシュルーム型ではないんです。栓をする前は、他のワインコルクと同じような円柱です! この円柱状のコルクを、専用の機械でギュッと圧力をかけ、コルクの上部を少し残して瓶に入れ込みます。
コルクの原料となる“コルクガシ”は弾力性があり、機械から離れた瞬間から元の大きさに戻ろうと膨張します。瓶の中に入ったコルク部分は、この膨張により瓶の内側にピッタリ!とフィットし、暫く経つと、コルク自体の形も瓶口のように変わります。
開栓した直後のコルクは、くびれがなんとも美しい(!)マッシュルーム型。でも、しばらく時間が経つと…くびれが少しふっくらしてきます!
※ちなみに…コルクの原料のコルクガシ(Cork Oak)は、ブナ科コナラ属の常緑高木です(日本語でいうと楢の木になります)。このコルクガシはスペインやポルトガルなど地中海沿岸で栽培されていますが、コルク生産量を見るとポルトガルが世界第1位です。
3層構造のコルク
スパークリングワインと呼ばれる発泡性ワインには、通常、3気圧以上の炭酸ガスが瓶内に含まれるます。そのため、圧力に負けないよう、コルク自体も炭酸ガスなしワイン(いわゆる普通のワイン)に使用されるコルクと比べて、大きく、そして重い、しっかりした作りになっています。 さらに、スパークリングワインのコルクをよーーく見ると、そうです、コルクが「3層」にわかれてるんです。
上部(メイン部分)はコルクチップ(砕いたコルク)を固めたもの。液体に触れる下部は、天然コルク樹皮をメダル型にくり抜いたディスクが2枚重ねられています。
炭酸ガスを含み気圧が高いスパークリングワイン、ものによっては瓶内で長期熟成を加えます。ベストな状態にキープするため、コルクにも様々な工夫・改良がくわえられているんですね!
※全てのスパークリングワインコルクが写真のような3層構造ではありません。ディスク部分が無かったり、枚数が違うなど作り方も様々です。
コルクについてちょっと詳しくなったら、実物を見て確かめるためにも…、さあ、美味しいスパークリングワインを開けてみましょう♬
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