プーリア州のルミナリエ

プーリア州のルミナリエ

ルミナリエ、協会

プーリア州・スコッラーノのルミナリエ(Festa Santa Domenica)

Duca Carlo Guarini(ドゥーカ・カルロ・グアリーニ)のワイナリーがあるのは、プーリア州南部の町、スコッラーノ(Scorrano)。

2023年の7月5日~9日は、スコッラーノの守護聖人である聖女ドメニカ(Santa Domenica)を祝福するお祭りが開催され、町全体が鮮やかなイルミネーションや花火で彩られます。日本では、神戸ルミナリエが有名ですが、このルミナリエというイルミネーションの元祖はイタリアで、中でもプーリア州のスコッラーノはイタリアを代表するルミナリエの一つでもあります。
でも、スコッラーノのサンタ・ドメニカ祭、どうしてきらびやかなイルミネーションとともに祝うのでしょうか???

言い伝えによると、南イタリアでもまだペストが流行していた1600年頃、スコッラーノに住むある老女の夢枕に聖女サンタ・ドミニカが現れ、スコッラーノの人々をペストから救うことを約束したそうです。
そして、もし病気が回復したならば、その家の窓にはランプの明かりを灯してほしいこと、7/6を記念日として祝って欲しいと伝えたとのこと。その後、スコッラーノの町は瞬く間に灯りでいっぱいになり、人々はペストから回復し、サンタ・ドメニカに感謝するため7/6の前後に灯りをともして祝うようになったようです✨
※7/6は彼女が処刑され守護聖人となったと伝わる日とのこと。

歴史あるワイナリー「ドゥーカ・カルロ・グアリーニ」

ワイナリー

そんなスコッラーノの町で、サンタ・ドメニカの奇跡が起こる1600年よりはるか前、1114年からワインを造る歴史あるワイナリーがドゥーカ・カルロ・グアリーニです。彼らが生み出す最高のプリミティーヴォ・ワインが「Boemondo(ボエモンド)」。


ボエモンドは、初代プーリア公の息子である騎士の名前です。なんと、ワイナリーの祖先は、11世紀にボエモンドと一緒に十字軍遠征で戦っているとのこと!!!容姿端麗で勇敢な騎士「ボエモンド」のようなワインであることから、彼の名前をこのプリミティーヴォに付けたとのこと。
なるほど…飲んでみれば、その理由も納得。ブドウ本来の力強さがありながら、可憐で素晴らしい余韻が長く続く、まさに、騎士の名を冠するに相応しいプリミティーヴォです!

ワインボトル 赤ワイン

Boemondo(ボエモンド)について詳しくはこちら

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