Tenuta Patruno Perniola(テヌータ・パトルーノ・ペルニオラ)の紹介
テヌータ・パトルーノ・ペルニオラは、プーリア州の中央部に位置するジョイア・デル・コッレにある、1821年から家族経営を行う小規模なワイナリー(FIVI加盟)。オーガニックであるだけでなく、非常に職人的な方法でブドウ造りを行っており、土着品種であるプリミティーヴォ種とヴェルデーカ種のみを使い、少量生産による高品質ワインの造り手です。 ブドウの出来によっては、造らないラベルもあるというほど、品質への強いこだわりを持つ。
畑の場所は標高360m~380mの丘の上に位置し、アドリア海からの風が強く吹き当たるエリアです。
畑は大きく分けて3つに分けられます。醸造施設兼住居の南側にはMarzagagliaとGhirigori(ロゼ)を造る樹齢20年程度の畑、北側にはそれよりも若い樹齢のブドウでLenosを造る畑があります。そして、醸造施設兼住居の北西2kmほどのところに位置するのが1821リゼルヴァ用の平均樹齢50年以上の古木の畑です。
プーリアはとても暑い地域なので、ブドウの酸が少ないことが問題になることもありますが、これら畑は幸いにも丘の上にあり、昼と夜の寒暖差が大きいため、しっかりとブドウの酸が造られます。
また風が強く吹く地域のため、畑は常に健康に保たれます。
土壌は「赤い土地」と呼ばれるほどミネラル、特に鉄分を多く含み、石も多い土壌のため、ワインに特別なミネラル感を与えてくれます。
テヌータ・パトルーノ・ペルニオラではこれらの条件を考慮し、ブドウが最も美味しくなる最適な時期に収穫することで、酸をかなり高く保つことができるのです。
ワイナリーオーナーのパオロ。彼のワインへの考え方は、彼の言葉によく表れています。「良くないヴィンテージのワインはむしろ造らない。自分は小規模な高品質ワイン生産者であり、それは自ら選んだことなので、常に最高のものを提供しなければならないと考えるのは普通なこと。自分は正直な人間だ。ワイン造りにトリックはなし。ひたすら忍耐と努力あるのみさ。」
彼のワインへの考え方はボトルにも表れてます。ラベルによって形状の違うボトルを使っている理由を尋ねられた彼は、「ワインは自分の子供と同じ。それぞれに個性があるべきで、ワインごとにボトルの形は違う方が良い。」とのこと。
ストイックで真摯にブドウ造りに向き合いいつつも、古い慣習にとらわれず、常に最高品質のワインを情熱をもって追い求める、そんなパオロこだわりのワインを是非味わってみてください!