ボトルに残る海の痕跡 ― 貝殻や海藻が語る、海底熟成ワインの物語

ボトルに残る海の痕跡 ― 貝殻や海藻が語る、海底熟成ワインの物語

箱を開けた瞬間、思わず息をのむ。
ボトルの表面には、小さな貝殻や海藻が絡みつき、まるで海底の時間を閉じ込めたような姿。
それが、バスクの海で熟成されたワイン「クルーソー・トレジャー」です。

このワインを手にした人がまず驚くのは、その“見た目”。
誰もが最初に「これ、本当に海の中にあったの?」と口にします。

 

海底で過ごした証

スペイン・バスク地方、プレンツィア湾の海底約20メートル。
ここにクルーソー・トレジャーの人工リーフ型ワインセラーが設置されています。
ワインは半年から一年以上、実際に海の中で眠り続けます。

潮流がボトルを優しく揺らし、海藻や貝、微細な海洋生物が少しずつ瓶の表面に付着していきます。
やがてその模様は、人工では再現できない自然のアートに。
同じものは二つと存在せず、一本一本が「海底で過ごした時間の証」なのです。

 

自然が描いた、世界にひとつのデザイン

貝殻が縁に寄り添うボトルもあれば、海藻が柔らかく流れを描くものもあります。
海底の環境によって、その模様や色合いがすべて異なる。
それはまるで、海が一本ずつ手づくりしたアートピース。

「自然が描いたデザイン」という言葉が、これほどふさわしいワインはありません。
ボトルを眺めているだけで、バスクの海底の静けさや潮の流れを感じることができます。

 

ギフトとしての驚きと感動

クルーソー・トレジャーは、単なるワインではなく、
“開ける瞬間に感動をもたらすギフト”です。

手にした瞬間に伝わる重みと存在感。
箱を開けたときに現れる、海に育まれた独特の表情。
その体験は、他のどんなワインギフトにもない驚きを与えます。

贈る人にとっては「特別な想いを伝える手段」となり、
受け取る人にとっては「物語を手にする体験」となる。
まさに、見て・語って・味わうワインです。

 

海の時間を纏う一本として

クルーソー・トレジャーのボトルに残る海の痕跡は、
自然と時間が協奏して生み出したアートです。

誰かへの贈り物としても、
自分へのご褒美としても、
その一本は“海の記憶”を纏った唯一無二の存在となるでしょう。

波に磨かれ、海底で静かに時を刻んだワイン。
それを開ける瞬間、あなたの手の中に、海の時間が蘇ります。

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