Castello Frisari(カステッロ・フリザーリ)の紹介

castello frisari、男性2人

サレントのテロワールを表現するワイナリー

Castello Frisari(カステッロ・フリザーリ)はプーリア州南部スコッラーノにある新鋭ワイナリーです。2019年からプロジェクト的に活動をスタートし、少量生産ながらテロワールを表現する最高品質のワインを手掛けています。この新たな挑戦は、同じスコッラーノにあるワイナリー、ドゥーカ・カルロ・グアリーニのオーナー、ジョヴァンニの息子兄弟(カルロとロベルト)によって始められました。独立生産者の連盟、FIVIにも加盟しています。

イオニア海とアドリア海に囲まれたプーリアの最も南東にあるサレント半島で、グアリーニ家は1040年からこの地を愛し、数世紀にわたり農作物を育て続けてきました。ワイナリー所在地を含む半島の一部は、シチリア王国時代には「Terra d’Otranto(テッラ・ドトラント)」と呼ばれており、現在はレッチェ県、ブリンディジ県、タラント県を含む地域にまたがっています。歴史あるこの地域の豊かな伝統、地域の本質と深く結びついた農作物を、サレントの誇るべき「遺産」として代々継承してきたのがグアリー二家です。

ジョヴァンニも、カルロ&ロベルトも、一族の祖先と土地との伝統的関係を尊重しつつ、これから将来何世代にもわたるアイデンティティを継承していくことを「使命」としています。特に、カステッロ・フリザーリは、テッラ・ドトラントという地域のユニークな特性を再評価し、新しい光を当てることに注力しています。長い歴史の中で、プーリア州の農作物、特にワイン産業は、素晴らしい土壌と恵まれた自然環境がありながら、ビジネスの観点から「質より量」が重要視され、大量生産ワインの地とみなされた時期もありました。そのような状況・時代も含め、ずっとこの地で農業を営んできた彼ら。量ではなく、この素晴らしい土地・土壌で、最高品質のワインが造れることを証明するために動き出しました。

畑


カルロ&ロベルト兄弟が栽培するブドウは、全てオーガニック(有機)栽培、灌漑も基本は行いません。自然のバランスを尊重し、それぞれの「畑(テロワール)」の特徴を反映するワインを生み出すことを目指しています。1本の木になる収量を抑えることで、生産量は極めて少なくなるものの、ブドウ果実のポテンシャルを最大限に引き出します。さらに限られた収量のブドウを、彼ら自身の目と手作業で厳選し、最良のブドウ果実だけを使用します。これらの工程を経ることで、凝縮されたテロワールの本質がブドウに、そしてワインに反映されます。この「質」を重視する姿勢は、土地の生理的特性と可能性を理解しているからこそ、そして、豊かな自然環境・景観を形作ってきこの土地の先代達への敬意が込められています。

カステッロ・フリザーリは、単なる「ワイナリー」ではなく、過去と現在を結ぶかけ橋であり、この地域の豊かな遺産を世界に誇り高く伝える役割を担っています。カルロ&ロベルト兄弟は、テッラ・ドトラントの豊かな文化と、この土地を丹念に耕してきた人々の不屈の精神を讃えるだけでなく、その農業・自然遺産を繁栄させた上で次世代に継承し、この地の多くの人々に新たなインスピレーションを提供すべく、日々活動しています。


グアリーニ兄弟

castello frisari、男性2人

 

グアリーニ兄弟は、実は3人兄弟です。カルロは長男、ミラノのマーケティング企業で働いていましたが、ワインへの情熱、プーリアへの想いが捨てきれず故郷に戻りました。数字に強くマーケティングや広報を主に担当しています。

castello frisari、男性

 

弟ロベルトは3人兄弟の末っ子で、エノロゴ(醸造家)。フランス、カルフォルニア、オーストラリアなど世界各地のワイナリーでワイン造りの知識と経験を持つ若手の醸造家です。真ん中の兄弟は建築家ですが、ボトルラベルのデザインやワイナリー施設設計やデザインを担当しています。

castello frisari、男性

 

 

畑のテロワール・特徴

グアリーニ兄弟がブドウ栽培をする畑は、セッレ・サレンティーノのウジェントとメリッサーノの畑、そしてサレント平野のガラトーネの畑です。

彼らのブドウ畑(プロジェクト拠点)は、大きく分けて2か所に焦点を当てています。1つ目は、Serre Salentine(セッレ・サレンティーネ)と呼ばれ半島最南端に近く、穏やかな丘陵地が多いエリアにあるUgento(ウジェント)とMelissano(メリッサーノ)の畑。2つ目は、テッラ・ドトラントの中心部に広がる肥沃な平野にあるGalatone(ガラトーネ)の畑です。これらの地域もかつては、ワイン生産において質よりも量が優先され、素晴らしい土壌がありながら見過ごされてきたエリアでしたが、彼らはここでサレントを代表する土着品種、「ネグロアマーロ」を栽培しています。

castello frisari、地図

Ugento(ウジェント)の特徴

ミディアム・テクスチャーの石灰岩土壌の小丘陵地帯。地中の土は浅く、有機質含有量が少ない特徴を持ちます。半島の最南端、イオニア海から数キロのエリアにあり、西のイオニア海の風、北からのトラモンターナにさらされます。東のアドリア海から来る海風の影響もあるエリアです。

Serre

Galatone(ガラトーネ)の特徴

有機質に富んだ、深い赤土の砂質土壌です。この畑は半島中央部に近いエリアですが、西はイオニア海、東はアドリア海、北からはトラモンターナが吹く風が多いエリアです。特に、ブドウの生育期には強い北風が吹きます。

Pianura

 

カステッロ・フリザーリの名前の由来

カステッロ・フリザーリのカンティーナ(醸造場およびワインセラー)はPalazzo Ducale Guarini Frisari(パラッツォ・ドゥカーレ・グアリーニ・フリザーリ)という宮殿内にあります。フリザーリ家の宮殿でしたが、最後の相続人となったテレサ・フリザーリが1894年にカルロ・グアリーニ(グアリーニ兄弟の祖先)と結婚し、持参金の一環として宮殿をグアリーニ家にもたらしました。そのため、現在の所有はグアリーニ家なのですが、その歴史とフリザーリ家への敬意を込めて、ワイナリー名をカステッロ・フリザーリと命名しました。

cstello frisari

 

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