Castello Frisari
Pianura di Terra d'Otoranto(ピアヌーラ・ディ・テッラ・ドトラント) ネグロアマーロ100% 赤ワイン
Pianura di Terra d'Otoranto(ピアヌーラ・ディ・テッラ・ドトラント) ネグロアマーロ100% 赤ワイン
サレントのテロワールを表現したネグロアマーロ
生産本数はわずか800本。
カルロとロベルト兄弟が立ち上げたワイナリーのキーワードは「テロワール」。一見、高い山も無く平野が続く大地に見えるプーリア州ですが、土壌は実にバリエーションに富んでおり、数十メートル離れると土壌特性が変わるとも言われています。プーリアの中でも南、サレント地域のスコッラーノを拠点とする彼らが、プーリア、中でもサレントを代表する土着品種・ネグロアマーロ種に特化し、このブドウでサレントの「テロワール」を表現する目的で立ち上げた新鋭ワイナリーです。もちろん、ワインの質自体も最高品質にこだわり、ブドウの出来が良いヴィンテージのみ、さらに選別したブドウのみ使用します。そのため、このワインが造られた年でも生産量は800本程度です。
Pianuraに使用するネグロアマーロの畑は、Galatone(ガラトーネ)と呼ばれる地域です。東のアドリア海、西のイオニア海に囲まれているサレント半島の中央に近いエリアで、起伏は少ない平地がメイン、一年を通して風が吹き抜けるエリアです。この地域は、有機質に富んだ「テラ・ロッサ」と呼ばれる赤土砂質土壌が地中深くまで続きます。
その赤土の大地で育ったネグロアマーロ100%を使用するPianura。ネグロアマーロ種のバルサミコやリコリスのようなスパイス感を圧倒する、驚くほどフルーティな香り高さが特徴です。黒系の果実を感じるネグロアマーロのワインがある中で、Pianuraは赤系ベリーの果実味を感じられます。味わいは、柔らか、ふくよかさを備えた酸味・果実味を感じ、長い余韻があります。ネグロアマーロ種に特有の力強いタンニンも、滑らかながらしっかりと感じられ、口の中でフルーティーさとタンニンの力強さとのバランスが取れていることがはっきり分かります。
Pianuraの「兄弟」、もう一種類のネグロアマーロ100%の赤ワインが「Serre(セッレ)」。全く同じネグロアマーロ種のブドウを使用、栽培方法もオーガニック・灌漑無し、醸造方法も同じ条件とし、ブドウが栽培される「畑」だけ異なるこの2つのワイン。香り、風味の違いを実感できますので、是非、飲み比べてみてください。
原産地呼称はNegroamaro di Terra d’Otranto DOCワイン、使用するブドウは全てオーガニック栽培です。
<香り>
ラズベリー、レッドチェリー、ブラックチェリー、ブラックベリー、ブラックプラム、バルサミコ、リコリスの香り。
<味わい>
フルーティな酸味と果実味、滑らかながらしっかりとしたタンニンのバランスが良く、口の中で長い余韻。果実味は甘ったるくなく極めてドライ、エレガントなワインに仕上げられています。
<相性の良い食事>
赤身肉のグリルのフレッシュトマトソース、チーズ
- 品種:ネグロアマーロ100%
- タイプ:赤ワイン
- 飲み口:辛口
- ヴィンテージ:2019
- 産地:スコッラーノ(プーリア州レッチェ県)
- ワイナリー:Castello Frisari
- アルコール度数:14.0%
- 容量:750ml
- 醸造方法:除梗したブドウを丸ごとバリックで約25日間発酵、ステンレスタンクで1年間熟成。瓶詰め後、瓶内で1年間熟成してリリース。
- Vivino評価(2024年3月時点):4.3
*写真のワインのビンテージが販売商品と異なる場合があります。
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