ワインのはなし

WSET レベル3試験対策

WSET レベル3試験対策

少々マニアックな内容ですが、「WSETとは?」の回で触れた自作のWSETレベル3試験対策アプリをご紹介します。 ノーコードサービスのGlideで作成したアプリで、どなたでも無料で利用できます。 WSETレベル3の受講中に、試験対策向けの良いアプリがないかと探していましたが、なかなかイメージ通りのものがなかったので自分で作成してみました!このアプリは、スキマ時間を活用した知識の定着を目的としているため、アプリ内で学習が完結するのではなく、復習や確認向けに内容です。不明点・詳細情報はテキストを参照することを前提としているため、細かな解説は省いています。 また、あくまで自分が使いたい最低限の機能が実装されてれば良いとの考えで作ったので、アプリとしてはひどい出来かもしれません。ご利用いただく際には、あまり期待せずに使っていただければと思います。これからレベル3受験予定の方の、ちょっとした参考ツールになれば幸いです。 なお、WSETレベル2を受験予定の方も、クイズアプリをご活用いただけます。レベル3とレベル2の両試験を受験しての感想ですが、レベル3は出題範囲も広く深い知識が求められはしますが、WSETが重要とするポイント(試験で受験者の理解度を確認したいポイント)は大きく違わないため、試験の傾向をイメージする目的でご利用いただけるのではと思っています。   利用方法 以下のURLをクリック頂くか、QRコードを読み込んで頂くことで利用可能です。スマホ利用を想定して作成しているので、リンクを開いた後に、「ホーム画面に追加」を選択すると、アプリとして使用できます。 これはProgressive Web Apps (PWA)というもので、ウェブサイト上でネイティブアプリのように振る舞うことができる機能です。ですので、iPhoneでもAndroidでも関係なくアプリとして使えます。 操作法はアプリ内で説明しているので、一読されてからご利用ください。と言っても、難しいことは何一つなく、好きな問題を表示させ回答するだけです! WSET Level3クイズ(非公式)アプリ   WSET Level3 記述問題(非公式)アプリ   どんな問題が収録されているか? レベル3のクイズ問題は、WSETのSpecificationに基づき作成しました。重要とされているワードは全て網羅している(はず)です。記述問題は、ネット上で拾える過去問や想定問題を収集し編集し直したものです。おまけとして、2021年春の試験で出題された記述問題のうち、覚えている範囲の設問を付け加えました。あくまで私自身が覚えている内容ですので、誤って記憶している可能性も無きにしも非ず…あくまでおまけとして記載しています。ですが、受験者の皆さんにとっては、実はこれが一番役立つ?情報かもしれません。   アプリの効果は? 一番重要なこのアプリの効果ですが、効果抜群でした(自画自賛)。これを使って一発合格(Pass with Distinction)です! クイズ(4択)問題はSpecificationに基づき作成したので当然ですが、ほぼ同じ内容の問題が何題も出題されました。最低限の知識としてこのアプリの問題に余裕で答えられるようになれば、すぐに記述問題に移れるでしょう。筆記試験では、選択問題を早く終わらせ記述問題により多くの時間を割くことがとても重要です。なお、記述問題もアプリと類似の問題が出題されました。 WSETのテキストだけ読みまくっても勿論合格できると思いますが、アウトプットの練習をすることでより知識が定着するというのが私の感想です。スキマ時間や移動時間など、(分厚い!)テキストが手元に無い時に、このアプリで復習し効果的に学習していただければと思います。   ところで…ワインの勉強しているとワインが飲みたくなりますね!そんなときは、是非こちらのワインを!テイスティングの練習にもなりますし、一息つけば勉強効率が上がること、間違いなしです。...

WSET レベル3試験対策

少々マニアックな内容ですが、「WSETとは?」の回で触れた自作のWSETレベル3試験対策アプリをご紹介します。 ノーコードサービスのGlideで作成したアプリで、どなたでも無料で利用できます。 WSETレベル3の受講中に、試験対策向けの良いアプリがないかと探していましたが、なかなかイメージ通りのものがなかったので自分で作成してみました!このアプリは、スキマ時間を活用した知識の定着を目的としているため、アプリ内で学習が完結するのではなく、復習や確認向けに内容です。不明点・詳細情報はテキストを参照することを前提としているため、細かな解説は省いています。 また、あくまで自分が使いたい最低限の機能が実装されてれば良いとの考えで作ったので、アプリとしてはひどい出来かもしれません。ご利用いただく際には、あまり期待せずに使っていただければと思います。これからレベル3受験予定の方の、ちょっとした参考ツールになれば幸いです。 なお、WSETレベル2を受験予定の方も、クイズアプリをご活用いただけます。レベル3とレベル2の両試験を受験しての感想ですが、レベル3は出題範囲も広く深い知識が求められはしますが、WSETが重要とするポイント(試験で受験者の理解度を確認したいポイント)は大きく違わないため、試験の傾向をイメージする目的でご利用いただけるのではと思っています。   利用方法 以下のURLをクリック頂くか、QRコードを読み込んで頂くことで利用可能です。スマホ利用を想定して作成しているので、リンクを開いた後に、「ホーム画面に追加」を選択すると、アプリとして使用できます。 これはProgressive Web Apps (PWA)というもので、ウェブサイト上でネイティブアプリのように振る舞うことができる機能です。ですので、iPhoneでもAndroidでも関係なくアプリとして使えます。 操作法はアプリ内で説明しているので、一読されてからご利用ください。と言っても、難しいことは何一つなく、好きな問題を表示させ回答するだけです! WSET Level3クイズ(非公式)アプリ   WSET Level3 記述問題(非公式)アプリ   どんな問題が収録されているか? レベル3のクイズ問題は、WSETのSpecificationに基づき作成しました。重要とされているワードは全て網羅している(はず)です。記述問題は、ネット上で拾える過去問や想定問題を収集し編集し直したものです。おまけとして、2021年春の試験で出題された記述問題のうち、覚えている範囲の設問を付け加えました。あくまで私自身が覚えている内容ですので、誤って記憶している可能性も無きにしも非ず…あくまでおまけとして記載しています。ですが、受験者の皆さんにとっては、実はこれが一番役立つ?情報かもしれません。   アプリの効果は? 一番重要なこのアプリの効果ですが、効果抜群でした(自画自賛)。これを使って一発合格(Pass with Distinction)です! クイズ(4択)問題はSpecificationに基づき作成したので当然ですが、ほぼ同じ内容の問題が何題も出題されました。最低限の知識としてこのアプリの問題に余裕で答えられるようになれば、すぐに記述問題に移れるでしょう。筆記試験では、選択問題を早く終わらせ記述問題により多くの時間を割くことがとても重要です。なお、記述問題もアプリと類似の問題が出題されました。 WSETのテキストだけ読みまくっても勿論合格できると思いますが、アウトプットの練習をすることでより知識が定着するというのが私の感想です。スキマ時間や移動時間など、(分厚い!)テキストが手元に無い時に、このアプリで復習し効果的に学習していただければと思います。   ところで…ワインの勉強しているとワインが飲みたくなりますね!そんなときは、是非こちらのワインを!テイスティングの練習にもなりますし、一息つけば勉強効率が上がること、間違いなしです。...

WSETとは?

WSETとは?

WSETとは? WSETとは1969年に創立されたWine & Spirit Education Trustの略称で、イギリスに本部を置く、世界最大のワイン教育機関です。WSETが世界中で提供しているプログラムはLevel 1からLevel 4までの4レベルに分かれており、各コース受講後の試験に合格すると認定資格が得られます。この資格は、世界で通じる国際的に認められたワインの資格です。 WSETが提供するプログラムはレベルが高くなるごとに難易度が上がり、Level 1は初心者向け、Level 4はワインを専門に扱うプロフェッショナル向けの上級資格で、WSET Diplomaと呼ばれています。 Diplomaは世界でまだ10,000人程度しかいない、非常に難易度の高い資格です。  WSETの資格は、ワイン及びアルコール飲料を流通の視点から評価するという考え方に基づきます。そのため、想定する試験対象は、ワインの生産、流通、小売、サービスという広い分野に携わる方、そして一般のワイン愛飲家です。 WSETの試験内容は? Level 1と2では知識を問う理論試験のみですが、Level 3と4では理論に加え、テイスティング能力も問われます。理論試験では、細かい産地名やブドウ品種名をひたすら暗記し回答するのではなく、それらの知識・情報を踏まえた上で、「なぜこの地域で生産されるこの品種は酸が高いのか?」というような問いに対し、論理的に回答することが求められます。そのため、産地の気候、土壌、地形、醸造、熟成方法に関する知識と理解を深め、且つ、応用する力を付ける必要があります。 テイスティングでは、WSETが定めた「系統的テースティングアプローチ:ワイン(SAT)」という統一的な基準に沿って品質評価する力が求められます。試験ではブラインド・テイスティング(銘柄が分からない状態でグラスに入ったワインを評価する方法)で、香り・風味の特徴と構成成分を明確にし、ワインの品質と飲み頃に関する結論を導き出せるかが査定されます。 Level 4 のDiplomaはWSETの中で最も難易度の高い資格ですが、実は更にその上があり、Diplomaを取得すると、ワイン界の最高峰資格とも言われるマスター・オブ・ワインに挑戦することができます。なお、マスター・オブ・ワイン保有者は世界中で31カ国416名しかいません(2021年3月時点)。  WSETの目的は? このように、WSETが試験受講者に求めるのは、ワインの品質を分析し正しく評価することです。ブドウ栽培からワイン醸造まで体型的に学べるようカリキュラムが組まれているため、各レベルの学習を通じて確実にワインの知識や理解が深まります。ソムリエのようにお客様へのワインの提案や接客技術といった接客業で求められる知識と技術ではなく、ワインの流通に携わる人が身につけるべき知識ともいえます。   ソムリエやワインエキスパートと違うの? 日本では、ワインの資格といったらソムリエ、と思う方も多いように、日本ソムリエ協会が実施するソムリエ資格の方が認知度が高く、WSETはまだまだ馴染みがないかもしれません。日本ソムリエ協会は、日本でのワインを中心とした飲料の普及と食文化の向上、豊かな食生活の提供を目指して発足しました。ソムリエは飲料業界に従事する人々を対象とした専門資格です。同じ協会が実施する資格でも、ワインエキスパートは一般愛好家が対象です。試験は筆記とテイスティングのみ、ソムリエ試験のようなサービス実技試験はありません。ソムリエ試験とワインエキスパート試験の難易度は同等のようです。 WSETは前述のように発足目的や対象が異なるため、サービス実技試験はなく、理論試験では学んだ知識を総動員し、ひたすら考えて「なぜ?」に対する回答を論理的に導き出すことが求められます。   (理論試験の対策として4択問題クイズアプリと記述問題アプリを作ってみました!どんな雰囲気の問題が出題されるのか知りたい方や、受験予定の方はこちらのリンクから→WSETクイズアプリ)...

WSETとは?

WSETとは? WSETとは1969年に創立されたWine & Spirit Education Trustの略称で、イギリスに本部を置く、世界最大のワイン教育機関です。WSETが世界中で提供しているプログラムはLevel 1からLevel 4までの4レベルに分かれており、各コース受講後の試験に合格すると認定資格が得られます。この資格は、世界で通じる国際的に認められたワインの資格です。 WSETが提供するプログラムはレベルが高くなるごとに難易度が上がり、Level 1は初心者向け、Level 4はワインを専門に扱うプロフェッショナル向けの上級資格で、WSET Diplomaと呼ばれています。 Diplomaは世界でまだ10,000人程度しかいない、非常に難易度の高い資格です。  WSETの資格は、ワイン及びアルコール飲料を流通の視点から評価するという考え方に基づきます。そのため、想定する試験対象は、ワインの生産、流通、小売、サービスという広い分野に携わる方、そして一般のワイン愛飲家です。 WSETの試験内容は? Level 1と2では知識を問う理論試験のみですが、Level 3と4では理論に加え、テイスティング能力も問われます。理論試験では、細かい産地名やブドウ品種名をひたすら暗記し回答するのではなく、それらの知識・情報を踏まえた上で、「なぜこの地域で生産されるこの品種は酸が高いのか?」というような問いに対し、論理的に回答することが求められます。そのため、産地の気候、土壌、地形、醸造、熟成方法に関する知識と理解を深め、且つ、応用する力を付ける必要があります。 テイスティングでは、WSETが定めた「系統的テースティングアプローチ:ワイン(SAT)」という統一的な基準に沿って品質評価する力が求められます。試験ではブラインド・テイスティング(銘柄が分からない状態でグラスに入ったワインを評価する方法)で、香り・風味の特徴と構成成分を明確にし、ワインの品質と飲み頃に関する結論を導き出せるかが査定されます。 Level 4 のDiplomaはWSETの中で最も難易度の高い資格ですが、実は更にその上があり、Diplomaを取得すると、ワイン界の最高峰資格とも言われるマスター・オブ・ワインに挑戦することができます。なお、マスター・オブ・ワイン保有者は世界中で31カ国416名しかいません(2021年3月時点)。  WSETの目的は? このように、WSETが試験受講者に求めるのは、ワインの品質を分析し正しく評価することです。ブドウ栽培からワイン醸造まで体型的に学べるようカリキュラムが組まれているため、各レベルの学習を通じて確実にワインの知識や理解が深まります。ソムリエのようにお客様へのワインの提案や接客技術といった接客業で求められる知識と技術ではなく、ワインの流通に携わる人が身につけるべき知識ともいえます。   ソムリエやワインエキスパートと違うの? 日本では、ワインの資格といったらソムリエ、と思う方も多いように、日本ソムリエ協会が実施するソムリエ資格の方が認知度が高く、WSETはまだまだ馴染みがないかもしれません。日本ソムリエ協会は、日本でのワインを中心とした飲料の普及と食文化の向上、豊かな食生活の提供を目指して発足しました。ソムリエは飲料業界に従事する人々を対象とした専門資格です。同じ協会が実施する資格でも、ワインエキスパートは一般愛好家が対象です。試験は筆記とテイスティングのみ、ソムリエ試験のようなサービス実技試験はありません。ソムリエ試験とワインエキスパート試験の難易度は同等のようです。 WSETは前述のように発足目的や対象が異なるため、サービス実技試験はなく、理論試験では学んだ知識を総動員し、ひたすら考えて「なぜ?」に対する回答を論理的に導き出すことが求められます。   (理論試験の対策として4択問題クイズアプリと記述問題アプリを作ってみました!どんな雰囲気の問題が出題されるのか知りたい方や、受験予定の方はこちらのリンクから→WSETクイズアプリ)...

ワインの健康メリット

ワインの健康メリット

ワインが健康に良いのは本当でしょうか? プーリアでは「ネーロ・ディ・トロイアを飲む者は100年生きられる」という古いことわざがあるそうです。昔からワインは健康に良いと考えられていますが、その背景についてご紹介します。   フレンチ・パラドックス 「フレンチ・パラドックス」という言葉をご存知ですか?ワインと健康、特に健康への影響を肯定する考えの一つとして引き合いに出されることが多い有名な言葉で、フランスの科学者セルジュ・ユノーが提唱していた逆説的(パラドックス)な理論です。 彼は、フランス人は日常的にバターや肉類など非常に多くの動物性脂肪を摂取しているにもかかわらず、ヨーロッパの他国と比較し心疾患を抱える人が少ないことと、赤ワインの消費量が多いこと、これらに因果関係がある可能性を指摘しました。 1991年、彼の指摘をテーマとして、アメリカの三大テレビネットワークの一つであるCBSが、同社の調査報道番組「60 Minutes」の中で、脂質摂取と冠状動脈性心疾患の関係性を調べたドキュメンタリーを「フレンチ・パラドックス」というタイトルで放送しました。この内容は大きな話題となり、番組放送後にはアメリカでの赤ワイン消費量が急増したそうです。   健康への良し悪しは飲み方 現在でも多くの研究機関によってワインの健康への影響が調査されています。研究機関によって見解も様々で、ワインが私たちの健康に悪影響を及ぼすとする意見、反対に健康を促進するとする意見との両方があります。 赤ワインの大量摂取は癌になる可能性を高めるとか、赤ワインのポリフェノールが癌を抑制する効果があるとか、または、ワインを摂取すると血圧が上昇するために心臓病を誘発するリスクが高まると言われたり、ワインは心臓の働きを助ける成分が含まれると言われたり。 科学的な見解を聞くまでもなく、私たちは経験的にも常識的にもアルコールの過剰摂取は人体に良くないことを知っています。そして、適切な量であれば、ワインが体に悪いものではないことは皆さんも感じられるのではないでしょうか。   健康に良い成分 ワインに含まれる成分の中で、科学的な研究結果に基づき健康に良いと考えられているものをご紹介します。 ・アルコール この効能(リラックス効果)を知っているからこそ、皆さんお酒を嗜むのですよね!研究によると、適度なアルコールは善玉コレステロールを増やし、動脈硬化を引き起こす悪玉コレステロールを下げる働きをし、心臓病のリスクを低減させる可能性があるとのこと。また、血液中の血小板の凝縮を防ぎ、血栓症から人体を守る効果も見られるようです。 ・フラボノイド フラボノイドはポリフェノールの一種で、自然界に存在する有機化合物の総称です。強い抗酸化作用を持っています。ワインのタンニンが健康に良いと聞いたことがあるかもしれませんが、そのタンニンや、ぶどうの皮に含まれるアントシアニンもフラボノイド系ポリフェノールです。タンニンやアントシアニンも適度なアルコール同様に、健全な血小板を維持し、冠状動脈性心疾患を抑制する作用があると言われています。このフラボノイドは、白ワインやロゼワインよりも赤ワインの方が多く含まれています。 ・レスベラトロール 聞きなれない成分ですが、近年の研究で発見されたワインに含まれるポリフェノールの一種で、健康に良い成分として注目されています。この成分は抗酸化作用と抗変異原性を備えており、ステージ1~3の癌に対する抑制効果があるそうです。こちらも黒ブドウ品種に多く含まれているようです。 ・カリウム 人間の体内で過剰になったナトリウムを尿とともに体外へ排出する働きを持つカリウムは、ワインの主要なミネラル成分の中でも多く含まれています。ナトリウムを摂り過ぎると血圧が上昇し、高血圧症を引き起こす原因にもなるためカリウムの働きは重要です。ファストフードやスナック菓子などナトリウムが多く含まれており、現代の食生活では過剰に摂取しがちな傾向にあります。    オススメの飲み方 結論としては、昔から言われている通り、適度に飲めば健康への好影響が見られる反面、過剰に飲み過ぎれば体を壊す恐れがあるということです。健康的にワインを楽しむ方法として推奨されるのが、赤ワインを毎日2杯飲む方法です。 ワイングラス1杯は125cc程度なので、一人の場合は2杯で250ml飲むことなります。ボトル1本が750mlなので、3日かけて1本空けるペースですね。二人なら1日500mlとなり、1.5日でボトル1本を空けるペースです。 多いですか?少ないですか? 日によっては白ワインやロゼワインに変えたり、週に1日は休肝日を設けたりして、細く長くワインを楽しむのがオススメです。...

ワインの健康メリット

ワインが健康に良いのは本当でしょうか? プーリアでは「ネーロ・ディ・トロイアを飲む者は100年生きられる」という古いことわざがあるそうです。昔からワインは健康に良いと考えられていますが、その背景についてご紹介します。   フレンチ・パラドックス 「フレンチ・パラドックス」という言葉をご存知ですか?ワインと健康、特に健康への影響を肯定する考えの一つとして引き合いに出されることが多い有名な言葉で、フランスの科学者セルジュ・ユノーが提唱していた逆説的(パラドックス)な理論です。 彼は、フランス人は日常的にバターや肉類など非常に多くの動物性脂肪を摂取しているにもかかわらず、ヨーロッパの他国と比較し心疾患を抱える人が少ないことと、赤ワインの消費量が多いこと、これらに因果関係がある可能性を指摘しました。 1991年、彼の指摘をテーマとして、アメリカの三大テレビネットワークの一つであるCBSが、同社の調査報道番組「60 Minutes」の中で、脂質摂取と冠状動脈性心疾患の関係性を調べたドキュメンタリーを「フレンチ・パラドックス」というタイトルで放送しました。この内容は大きな話題となり、番組放送後にはアメリカでの赤ワイン消費量が急増したそうです。   健康への良し悪しは飲み方 現在でも多くの研究機関によってワインの健康への影響が調査されています。研究機関によって見解も様々で、ワインが私たちの健康に悪影響を及ぼすとする意見、反対に健康を促進するとする意見との両方があります。 赤ワインの大量摂取は癌になる可能性を高めるとか、赤ワインのポリフェノールが癌を抑制する効果があるとか、または、ワインを摂取すると血圧が上昇するために心臓病を誘発するリスクが高まると言われたり、ワインは心臓の働きを助ける成分が含まれると言われたり。 科学的な見解を聞くまでもなく、私たちは経験的にも常識的にもアルコールの過剰摂取は人体に良くないことを知っています。そして、適切な量であれば、ワインが体に悪いものではないことは皆さんも感じられるのではないでしょうか。   健康に良い成分 ワインに含まれる成分の中で、科学的な研究結果に基づき健康に良いと考えられているものをご紹介します。 ・アルコール この効能(リラックス効果)を知っているからこそ、皆さんお酒を嗜むのですよね!研究によると、適度なアルコールは善玉コレステロールを増やし、動脈硬化を引き起こす悪玉コレステロールを下げる働きをし、心臓病のリスクを低減させる可能性があるとのこと。また、血液中の血小板の凝縮を防ぎ、血栓症から人体を守る効果も見られるようです。 ・フラボノイド フラボノイドはポリフェノールの一種で、自然界に存在する有機化合物の総称です。強い抗酸化作用を持っています。ワインのタンニンが健康に良いと聞いたことがあるかもしれませんが、そのタンニンや、ぶどうの皮に含まれるアントシアニンもフラボノイド系ポリフェノールです。タンニンやアントシアニンも適度なアルコール同様に、健全な血小板を維持し、冠状動脈性心疾患を抑制する作用があると言われています。このフラボノイドは、白ワインやロゼワインよりも赤ワインの方が多く含まれています。 ・レスベラトロール 聞きなれない成分ですが、近年の研究で発見されたワインに含まれるポリフェノールの一種で、健康に良い成分として注目されています。この成分は抗酸化作用と抗変異原性を備えており、ステージ1~3の癌に対する抑制効果があるそうです。こちらも黒ブドウ品種に多く含まれているようです。 ・カリウム 人間の体内で過剰になったナトリウムを尿とともに体外へ排出する働きを持つカリウムは、ワインの主要なミネラル成分の中でも多く含まれています。ナトリウムを摂り過ぎると血圧が上昇し、高血圧症を引き起こす原因にもなるためカリウムの働きは重要です。ファストフードやスナック菓子などナトリウムが多く含まれており、現代の食生活では過剰に摂取しがちな傾向にあります。    オススメの飲み方 結論としては、昔から言われている通り、適度に飲めば健康への好影響が見られる反面、過剰に飲み過ぎれば体を壊す恐れがあるということです。健康的にワインを楽しむ方法として推奨されるのが、赤ワインを毎日2杯飲む方法です。 ワイングラス1杯は125cc程度なので、一人の場合は2杯で250ml飲むことなります。ボトル1本が750mlなので、3日かけて1本空けるペースですね。二人なら1日500mlとなり、1.5日でボトル1本を空けるペースです。 多いですか?少ないですか? 日によっては白ワインやロゼワインに変えたり、週に1日は休肝日を設けたりして、細く長くワインを楽しむのがオススメです。...

ワインの熟成方法について

ワインの熟成方法について

ステンレスタンク熟成と樽熟成、どちらが良いか? ワインの醸造工程の一つである「熟成」を行う際、ステンレスタンクで熟成させるワインもあれば木樽で熟成させるワインもあります。使用する容器の材質の違いは、ワインにどのような違いをもたらすのでしょうか?   不活性容器 木樽以外でワインを熟成する場合、使われる容器はステンレス、コンクリート、プラスチックなどがありますが、これらの素材は全て不活性素材です。多くの場合、温度管理や衛生管理という点においてより扱い易い、ステンレスタンクが使われます。ステンレスタンクの特徴は、酸化の原因ともなる酸素とワインの接触が出来る限り抑えられること、また木樽とは異なり、熟成中に容器からワインに香りが移らないことです。そのため、生産者が完成品のワインにブドウ本来の素材の味や香りを残したい、フルーティーで溌剌とした軽やかなスタイルにしたいという場合、ステンレスタンクを使用した熟成がより適しているとされます。   木樽 熟成に木樽を使う理由は、微妙に酸素と接する(適度に酸化する)ことでタンニンが和らぐこと、そして木樽の材質や内面の焼き具合に応じて様々なアロマ(バニラ、ブリオッシュ、トースト、ローストしたアーモンドやコーヒー)がワインに移ることです。木樽は、一般的にフランス製かアメリカ製のオーク材が使われます。樽熟成は全てのワインの品質を向上させるわけではなく、骨格のある濃厚なワインにより適した熟成方法と言えます。なお、樽熟成でもたらされるようなアロマを短時間でより低コストで得るために、不活性容器の中にオーク板やチップを投入し熟成させる方法もあります。   どちらが良いのか? 結論としては、どちらか一方の熟成方法が絶対的に良い、優れているというわけではなく、「どのようなワインに仕上げたいのか」という生産者の意向により、ステンレスタンクなどの不活性容器熟成か樽熟成がより適しているのかが判断されます。何れの熟成方法も利点があるので、今日はどんなワインが飲みたいのか?、という気分に応じて選ぶのも楽しいですね。また、美味しいワインに出会った際には、生産地だけでなく、どのように造られたのかまで調べてみると、好きなワインの傾向が掴めるかもしれません。    

ワインの熟成方法について

ステンレスタンク熟成と樽熟成、どちらが良いか? ワインの醸造工程の一つである「熟成」を行う際、ステンレスタンクで熟成させるワインもあれば木樽で熟成させるワインもあります。使用する容器の材質の違いは、ワインにどのような違いをもたらすのでしょうか?   不活性容器 木樽以外でワインを熟成する場合、使われる容器はステンレス、コンクリート、プラスチックなどがありますが、これらの素材は全て不活性素材です。多くの場合、温度管理や衛生管理という点においてより扱い易い、ステンレスタンクが使われます。ステンレスタンクの特徴は、酸化の原因ともなる酸素とワインの接触が出来る限り抑えられること、また木樽とは異なり、熟成中に容器からワインに香りが移らないことです。そのため、生産者が完成品のワインにブドウ本来の素材の味や香りを残したい、フルーティーで溌剌とした軽やかなスタイルにしたいという場合、ステンレスタンクを使用した熟成がより適しているとされます。   木樽 熟成に木樽を使う理由は、微妙に酸素と接する(適度に酸化する)ことでタンニンが和らぐこと、そして木樽の材質や内面の焼き具合に応じて様々なアロマ(バニラ、ブリオッシュ、トースト、ローストしたアーモンドやコーヒー)がワインに移ることです。木樽は、一般的にフランス製かアメリカ製のオーク材が使われます。樽熟成は全てのワインの品質を向上させるわけではなく、骨格のある濃厚なワインにより適した熟成方法と言えます。なお、樽熟成でもたらされるようなアロマを短時間でより低コストで得るために、不活性容器の中にオーク板やチップを投入し熟成させる方法もあります。   どちらが良いのか? 結論としては、どちらか一方の熟成方法が絶対的に良い、優れているというわけではなく、「どのようなワインに仕上げたいのか」という生産者の意向により、ステンレスタンクなどの不活性容器熟成か樽熟成がより適しているのかが判断されます。何れの熟成方法も利点があるので、今日はどんなワインが飲みたいのか?、という気分に応じて選ぶのも楽しいですね。また、美味しいワインに出会った際には、生産地だけでなく、どのように造られたのかまで調べてみると、好きなワインの傾向が掴めるかもしれません。    

イタリアワインの格付けについて(1963年以前のイタリアワインの等級は?)

イタリアワインの格付けについて(1963年以前のイタリアワインの等級は?)

1963年以前のイタリアワインの等級 以前のブログ記事「イタリアワインの格付けについて」で紹介したように、イタリアワインの等級は1963年にDOC法により定められました。では、それより以前はどのようなルールがあったのでしょうか? 1930年までにはイタリアで初めてワイン生産者を保護するための規定が作られました。当時、イタリア農業省にワインの生産地域を明確にする任務が与えられたからです。そして、品質による3つのレベルが導入されたのですが、それは伝統的な地元のワインという意味のVini Tipici(典型的なワイン)というカテゴリー下での分類でした。   ・Vini Speciali (スペシャル・ワイン:特別なワイン) ・Vini Superiori (スーペリア・ワイン:優れたワイン) ・Vini Fini (ファイン・ワイン:上質なワイン) ワイン業界からは特に反響もない、かなり大雑把な区分けでした。     さらに歴史を遡ると、イタリア王国が成立した1861年からイタリア各地で作られるワインが「イタリアワイン」になったと言えるかもしれませんが、1930年まで特に明確な規定はありませんでした。各地方で伝統的にワインが造られ、そして飲まれていましたが、統一的なルールもない状態が1930年頃まで続きました。   そして時代が変わり、1963年になってようやく現在のシステムの原型となるワインの原産地呼称の概念が確立し、新たにDOC法として制度化されました。これが現在のイタリアワインの格付け制度となっています。

イタリアワインの格付けについて(1963年以前のイタリアワインの等級は?)

1963年以前のイタリアワインの等級 以前のブログ記事「イタリアワインの格付けについて」で紹介したように、イタリアワインの等級は1963年にDOC法により定められました。では、それより以前はどのようなルールがあったのでしょうか? 1930年までにはイタリアで初めてワイン生産者を保護するための規定が作られました。当時、イタリア農業省にワインの生産地域を明確にする任務が与えられたからです。そして、品質による3つのレベルが導入されたのですが、それは伝統的な地元のワインという意味のVini Tipici(典型的なワイン)というカテゴリー下での分類でした。   ・Vini Speciali (スペシャル・ワイン:特別なワイン) ・Vini Superiori (スーペリア・ワイン:優れたワイン) ・Vini Fini (ファイン・ワイン:上質なワイン) ワイン業界からは特に反響もない、かなり大雑把な区分けでした。     さらに歴史を遡ると、イタリア王国が成立した1861年からイタリア各地で作られるワインが「イタリアワイン」になったと言えるかもしれませんが、1930年まで特に明確な規定はありませんでした。各地方で伝統的にワインが造られ、そして飲まれていましたが、統一的なルールもない状態が1930年頃まで続きました。   そして時代が変わり、1963年になってようやく現在のシステムの原型となるワインの原産地呼称の概念が確立し、新たにDOC法として制度化されました。これが現在のイタリアワインの格付け制度となっています。

ロゼワイン

ロゼワインとは

人気上昇中のロゼワイン ロゼワイン、皆さんは良く飲まれますか?日本のショップでも近年ロゼワインを目にする機会が増えてきました。フランスではロゼ人気が今までにないほど盛り上がっているそうで、近年の調査によると、フランス国内におけるワイン消費量のなんと30%がロゼであり、白ワイン17%を上回っているとのこと。プーリアでは、このブーム以前からロゼワインの生産が盛んであり、またよく飲まれてきました。今回はそんなロゼの造り方をご紹介します。   ロゼはどう造るの? 赤ワインと白ワインの造り方は以前のブログ「赤ワインと白ワインの違い(赤ワインの造り方)」で説明しましたが、その中間色ともいえるロゼワインはどうやって造るのでしょうか? 主なロゼワインの造り方として、直接圧搾、短期間のマセラシオン、ブレンドの3つがあります。 一つ目は直接圧搾。 こちらは、黒ブドウを用いて白ワインの造り方をする方法です。収穫後すぐに黒ブドウを圧搾することで、果汁に果皮の赤い色素をつける方法です。長時間漬け込まないため濃い赤色やタンニンの抽出は少なく、淡い色の軽やかなロゼに仕上がります。上品なロゼに仕上げたいときに使う手法です。 もう一つは短期間のマセラシオン。 こちらがロゼワインを造る際によく使われる方法です。途中までは赤ワインの造り方と同じですが、果皮と種を漬け込んでいる最中に、果汁が適度な色合いになった時点で果汁を引き抜きます。フランス語では血抜きを意味するセニエ法といいます。この方法はしっかりした色の力強いロゼに仕上がります。 三つ目はブレンド。 アルコール発酵を終えた白ワインに赤ワインを混ぜて(ブレンドして)から熟成させる“ロゼワイン”の造り方です。EU圏内ではブレンド方法は原則禁止ですが、唯一、フランス・シャンパーニュ地方のロゼ・スパークリングがこの方法が認められています。 なお、混醸法といって、アルコール発酵前に黒ブドウと白ブドウを一定の割合で混ぜてから発酵させるロゼワインの造り方もありますが、この手法を採るワインは多くはありません。混醸法では果皮を漬け込む際に白ブドウも含まれるため、完全な赤色にはならず、ピンク色となります。   プーリアのロゼ プーリア州では伝統的にロゼワインが多く造られてきました。それは、プーリアが地理的に海に囲まれており、豊かな魚介類を中心とした食文化を持つことと関係しています。プーリアと言えば、プリミティーヴォに代表されるパワフルな赤ワインが印象的ですが、魚介類と合わせるにはワインが強すぎます。白ワインの方が魚料理に合わせやすいのですが、プーリアは以前は今ほど良い白ブドウが多く採れなかったため、黒ブドウからロゼワインを造り、魚介系の食事に合わせていたのです。(現在では、プーリアでも白ワインは赤・ロゼと同程度の生産量です。) イタリアで初めて瓶詰めされたロゼワインはプーリア産のネグロアマーロ種だったということからも、この地で伝統的にロゼワインが造られていたことが伺えます。現地のスーパーやワインショップではロゼワインの品揃えの豊富さに驚きます。 あっさり系の肉料理だけでなく、魚介系の料理にも合わせやすい万能なプーリアのロゼワイン!今までロゼはあまり飲んだことがない…という方も、是非、当店のロゼを楽しんでください。   >おいしいロゼワインはこちら

ロゼワインとは

人気上昇中のロゼワイン ロゼワイン、皆さんは良く飲まれますか?日本のショップでも近年ロゼワインを目にする機会が増えてきました。フランスではロゼ人気が今までにないほど盛り上がっているそうで、近年の調査によると、フランス国内におけるワイン消費量のなんと30%がロゼであり、白ワイン17%を上回っているとのこと。プーリアでは、このブーム以前からロゼワインの生産が盛んであり、またよく飲まれてきました。今回はそんなロゼの造り方をご紹介します。   ロゼはどう造るの? 赤ワインと白ワインの造り方は以前のブログ「赤ワインと白ワインの違い(赤ワインの造り方)」で説明しましたが、その中間色ともいえるロゼワインはどうやって造るのでしょうか? 主なロゼワインの造り方として、直接圧搾、短期間のマセラシオン、ブレンドの3つがあります。 一つ目は直接圧搾。 こちらは、黒ブドウを用いて白ワインの造り方をする方法です。収穫後すぐに黒ブドウを圧搾することで、果汁に果皮の赤い色素をつける方法です。長時間漬け込まないため濃い赤色やタンニンの抽出は少なく、淡い色の軽やかなロゼに仕上がります。上品なロゼに仕上げたいときに使う手法です。 もう一つは短期間のマセラシオン。 こちらがロゼワインを造る際によく使われる方法です。途中までは赤ワインの造り方と同じですが、果皮と種を漬け込んでいる最中に、果汁が適度な色合いになった時点で果汁を引き抜きます。フランス語では血抜きを意味するセニエ法といいます。この方法はしっかりした色の力強いロゼに仕上がります。 三つ目はブレンド。 アルコール発酵を終えた白ワインに赤ワインを混ぜて(ブレンドして)から熟成させる“ロゼワイン”の造り方です。EU圏内ではブレンド方法は原則禁止ですが、唯一、フランス・シャンパーニュ地方のロゼ・スパークリングがこの方法が認められています。 なお、混醸法といって、アルコール発酵前に黒ブドウと白ブドウを一定の割合で混ぜてから発酵させるロゼワインの造り方もありますが、この手法を採るワインは多くはありません。混醸法では果皮を漬け込む際に白ブドウも含まれるため、完全な赤色にはならず、ピンク色となります。   プーリアのロゼ プーリア州では伝統的にロゼワインが多く造られてきました。それは、プーリアが地理的に海に囲まれており、豊かな魚介類を中心とした食文化を持つことと関係しています。プーリアと言えば、プリミティーヴォに代表されるパワフルな赤ワインが印象的ですが、魚介類と合わせるにはワインが強すぎます。白ワインの方が魚料理に合わせやすいのですが、プーリアは以前は今ほど良い白ブドウが多く採れなかったため、黒ブドウからロゼワインを造り、魚介系の食事に合わせていたのです。(現在では、プーリアでも白ワインは赤・ロゼと同程度の生産量です。) イタリアで初めて瓶詰めされたロゼワインはプーリア産のネグロアマーロ種だったということからも、この地で伝統的にロゼワインが造られていたことが伺えます。現地のスーパーやワインショップではロゼワインの品揃えの豊富さに驚きます。 あっさり系の肉料理だけでなく、魚介系の料理にも合わせやすい万能なプーリアのロゼワイン!今までロゼはあまり飲んだことがない…という方も、是非、当店のロゼを楽しんでください。   >おいしいロゼワインはこちら